2009年06月25日

大学生のレポート!!!

久々の更新ですicon59

最近、草を刈ったり、営業に行ったりと、いちおう大学4年生なのですが、学生らしいことをまったくしていません笑

しかし、昨日久しぶりに学生らしいこと(授業のレポート)に取り組みましたicon100

経済学者についてのレポートで、何気に選んだその人の思想が今取り組んでいるプロジェクト(社会起業支援サミット2009 in福岡⇒http://cccfukuoka.yoka-yoka.jp/)にすごく関連していて正直驚きましたicon11「物事は、どこで何とつながるかわからないよな・・・」と再認識した出来事でした。

そんなレポートを今日は公開したいと思いますicon14





経済学史Aレポート      
アルフレッド・マーシャル
(Alfred Marshall、1842年7月26日 - 1924年7月13日)

イギリスの経済学者。新古典派の経済学を代表する研究者。ケンブリッジ大学教授をつとめ、ケンブリッジ学派と呼ばれる学派を形成した。同大学の経済学科の独立にも尽力した。主著は、『経済学原理』("Principles of Economics",1890年)。ジョン・メイナード・ケインズやアーサー・セシル・ピグーを育てたことでも知られる。
マーシャルは、彼の時代において最も有力な経済学者の一人となった。彼の主著『経済学原理』では需要と供給の理論、すなわち限界効用と生産費用の首尾一貫した理論を束ね合わせた。この本は長い間、英国で最も良く使われる経済学の教科書となった。

以下、彼の、主に思想について詳しく述べる。
(理由→マーシャルの経済学における理論的貢献は計り知れないが、それよりも、彼の思想に大いに感動したため)
近代経済学の形成に大きな影響を与えた英国の巨人、アルフレッド・マーシャル(1842-1924)を語るには、「クールヘッド」「ウォームハート」という彼の言葉から始めねばならない。
この言葉はケンブリッジ大学教授に選出された彼の、「経済学の現状」と題する就任公開講義(1885年)に登場する。ここでマーシャルは経済学研究の重要性、緊急性を強調したうえで、先人の業績、とくに経験に重きを置くドイツ歴史学派に敬意を払いつつ、自らの経済学者としての姿勢を開示した。門下のケインズが後年著した「人物評伝」(大野忠男訳)によると、そのむすびでマーシャルは、基本姿勢のひとつとして「ケンブリッジが世の中に送り出す、冷静な頭脳と温かい心情を持ち、彼らを取りまく社会的苦悩と取り組むためにその最善の能力の少なくとも一部を進んで捧げようと志し、・・・そういう人たちの数をいっそう多くしようと、乏しい才能と限られた力とをもって私にできうるだけの事をする」と強調している。冷静な頭脳と温かい心情の持ち主を育てたい、と述べたわけだが、彼はヴィクトリア朝大英帝国のエリートたるケンブリッジ大生に、いわゆるノブレスオブリージュ(高い身分に伴う義務)を説いたとも言えよう。そして、「社会的苦悩」を語る裏には、理論の現実への適用を重視する彼の哲学と、人々の生活水準の向上にとどまらず、人間と経済社会そのものの進歩に対する彼の切実な希求があり、この主旋律は主著「経済学原理」をも貫いた。講義におけるこのメッセージは、実は政治経済学への偏見が根強いケンブリッジの学者社会にも向けられていた。哲学など伝統的学問と比べれば歴史も浅く低俗なものとの見方がそこでは支配的だったからだ。新しい理論的発展を当時の貧困問題の克服などに役立てようとするマーシャルの姿勢にも彼らは総じて冷たかった。ピグーやケインズらを育てのちにケンブリッジ学派(狭義の新古典派)の祖とよばれるマーシャルの闘いは、経済学の地位向上への闘いでもあった。そして、その基本姿勢もまた、クールヘッド、ウォームハートだったのである。
先ほど紹介した、「社会的苦悩を克服するために、自らの最善の能力をすすんで捧げようとする冷静な頭脳と温かい心情を持つ人々の数を、一人でも多くすることが、私の念願である」は、43歳でケンブリッジ大学の政治経済学教授に就任する際に行った演説である。
これは、「冷静な頭脳と温かい心を持ち、周囲の社会的苦難と格闘するためにすすんで持てる最良の力を傾ける、そのような人材の数が増えるよう最善を尽くしたい」ということであり、彼にとって経済学の目的は最後まで、貧困の解決と人間の尊厳ということにあったように思う。ちなみに、当のマーシャル自身は、ロンドンの貧民街を歩き、その悲惨な状況に触れて、このような心情に至ったと伝えられている。
総じて、マーシャルの経済学の総合的でバランスのとれた構成は、彼の注意深い、物事を深く考える性格に由来するものだったように思われる。彼は、限界革命の経済学を自分の理論のベースとしつつも、イギリスの伝統的である古典派の理論にも敬意を払い、両方を総合するものとして自らの理論を位置づけていた。例えば、下記の需要曲線と供給曲線は、クロスしている感じがちょうどハサミのように見える。彼は、財の価値は、供給の要因を強調した古典派の考え方と、需要の要因を強調した限界革命の考え方の両方が合わさってはじめて決定できると言う。こうしたバランスのとれたマーシャルの体系は、敬意をこめて新古典派の名前を送られることになる。そして、その名は、現在ではより広く、現代経済学の標準理論の呼称として用いられているのである。
最後に、実際、私自身も、「社会的苦悩を克服するために自らの能力を捧げたい」とは考えていても、では「社会的苦悩とは何か?」と、この豊穣社会日本にいると、かなり考えないと表面的にはみえにくい。しかし、利益だけを追求してきた欧米の金融機関が崩壊し、金儲けがすべてではなくなった現在では、ソーシャルビジネスなどを志し、「社会をよりよくしたい」と思う若者が増えているのは事実である。こういった若者が増えることこそ、マーシャルが目指したものではなかったのではなかろうか。そして、こういった思いこそが経済というものを豊かにしていくのだと、私は考える。
以上。

と、へたくそな文章ですが、ウィキペディア様に頼ることなく自分で頑張ってみましたicon59

イベント作りは正直、難しく大変ですが(ついさっきまで同志のキャ○ーと語っていました。)、社会起業支援サミット2009 in福岡が身近な社会問題を多くの人が考えるきっかけになることを夢見て、クールヘッド・ウォ―ムハートの精神で頑張っていきたいと思いますicon57

それではまた次回icon16


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Posted by 滝口 弘一 at 02:39│Comments(0)学生として
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